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褐斑病に強い。安定した草勢。高品質多収性

【特徴】
●エクセレント節成1号・2号より枝が出やすい。
●褐斑病に強い耐病性を示す。
●果実肥大が早く、長期に亘り極めて安定する。
●草勢が安定するため、収量の山谷が少なく作り易い。
〔適作型〕
●(ハウス・半抑制：1月～4月播き)
●(ハウス・夏穫り・抑制：5月～8月播き)
●(ハウス・越冬・短期促成(西南暖地)：9月～10月播き)
〔雌花率〕
●(1月～4月播き：主枝60％～70％)
●(5月～8月播き：主枝40％～50％)
●(9月～10月播き：主枝30％～40％)
〔茎〕
●太く、節間は中位。
〔葉〕
●濃緑で厚く大きさ中位。
〔草姿・草勢〕
●すっきりとした受光性の良い草姿であり、側枝の発生良好で収穫最盛期以降もしっかりと伸び続け、長期に亘ってスタミナが維持される。
〔果実〕
●100g果で20～21㎝。鮮緑で光沢良好。
●首から尻まで整い、尻コケ・尻太果が少ない。トゲは中位。歯切れ良く食感良好。
〔収量〕
●果実肥大が早く、安定した草勢により、長期に亘り秀品多収となる。
〔耐病性〕
●特に褐斑病に対して強い耐性を示す。

【栽培のポイント】
●収穫までに遅れずに摘む。収穫最盛期以降は半放任とする。
・育苗：鉢育苗ではリン酸を含む腐植の多い良質床土を準備する。定植時に鉢土が崩れない程度の育苗日数をとる。
・最適台木は、OS交配ゆうゆう一輝(黒タイプ)が良く、高い生産力を発揮させる。
・植え付け本数：節成性が高い品種であるが、あまり密植しないことがコツとなる。3.3m2あたりなら4～4.5株程度。
・施肥：元肥は量や質を一般に準じて良い。バランスの良い肥効がその後の草勢や品質・収量に影響するので、必ず施肥前には土壌検定による施肥設計を行うと良い。
・追肥は通常より早めが良い。生育振りにも依るが収穫しようとする果実の開花より4～5日後、抑制では主枝の摘芯時等が追肥始めの目安になる。少量ずつ小まめに施肥すると良い。
・潅水：定植2～3日前に十分潅水しておき、定植当日に土中水分の過不足がないように準備する。定植後、乾き易い抑制では、根量が増え日々生長が活発になってくるまでは、多めの潅水をする。各作型とも旺盛に生育できるよう活着後も水をあまり切らさず、順調に側枝が発生し、葉の展開がスムースにいくよう適宜潅水していく。
・摘葉及び整枝法：・収穫最盛期を過ぎる頃から、古い日陰葉や込み過ぎた部位を1回あたり1～2枚を限度として摘葉すると良いが、常に全体に亘り収穫果が見え隠れする程度に整える。
※草勢が弱ったときに早摘みしないこと。
※抑制では、特に後半の保温としっかりと対応する。

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