畑に現れた!!UFOカブ
「近江かぶら」は「聖護院大丸蕪」の始祖ともいえる品種です。
古くは大津周辺で作られていた白色の小~大かぶで、扁平な形状と緻密な肉質は
千枚漬けとして重宝がられていました。
その甘みと肉質から、現在ではシチューやカレーなどの煮炊き料理にも利用できます。
淡交社刊『京野菜』高嶋四郎著によりますと、文中「聖護院蕪菁(しょうごいんかぶ)」 の項の来歴の中で、
「享保年間(1716-36)に現・京都市左京区聖護院の篤農家伊勢屋利八が、
近江国堅田地方(大津市堅田)から近江蕪菁の種子をもち帰り栽培したところ、
聖護院地区の地味に適したことと、栽培のよかった結果、年々その品質が向上して、
元来扁平であった根部が漸次肥大して円形となった。
その後も改良され、 一つの重さが5キロ余に達する大蕪菁を生じて大いに賞用され、
聖護院蕪菁として 売り出されたとのことである。」
と記述されています。
【特長】
●扁平で肩張りよく、根径12~15cm、高さ7cm程度になる。
●肌は滑らかでツヤがあり、肉質は緻密。甘みがあり、古くから千枚漬けに重用されていたほか、
煮食にも適する。
最近ではカレーやシチューの具材としても美味
【栽培要点】
●むやみな早まきは避け、適期播種に努める。特に高温期は、ウイルスを媒介するアブラムシ防除に注意する。
●間引き遅れのないよう、生育を順調に進め、ス入りを防ぐ。
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耕種基準一覧表
株間:間引き後の最終株間 / 株数:間引き後の最終株数 / *印は1a当たりの株数・播種量 / **印は1リットル当たり粒数
品種 | 種類 | 畝幅(cm) | 条数(条) | 株間(cm) | 10a当り株数 | 10a当り播種量 | 20ml当り粒数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
かぶ | F1小蕪 | 100 | 4 | 8~10 | 4万~5万 | 8dl | 3,800 |
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